文部科学省科学研究費助成事業「新学術領域研究(研究領域提案型)」平成29~33年度ハイブリッド触媒

上垣外 正己 » English

所属 名古屋大学 大学院工学研究科 有機・高分子化学専攻
役職 教授
連絡先 Email
HP http://chembio.nagoya-u.ac.jp/labhp/polymer2/index.html
専門分野 高分子化学
研究キーワード 精密重合、精密高分子合成、リビング重合、モノマー配列制御、バイオベースポリマー
所属学会・研究会 高分子学会、日本化学会、有機合成化学協会、アメリカ化学会、英国王立化学会

概要

◆研究課題:
『ラジカル共重合における選択的ドミノ型連鎖生長反応による精密構造制御』

◆研究内容:
 合成高分子における、分子量、立体構造、モノマー配列などの多重構造制御は、高分子化学における究極の課題である。このためには、重合過程において、重合の活性を担う触媒中心のみならず、相互作用を巧みに用いて反応を制御し、重奏的或いは独立でも、各々の制御を並列して行うことのできるハイブリッドな触媒系の開発が重要と考えられる。
 本研究では、主に、溶媒や触媒との水素結合や配位結合などを介した相互作用を、天然由来の特有な骨格を有するテルペンから誘導される非極性オレフィンモノマーと、アクリル類の極性ビニルモノマーとのラジカル共重合に用いることで、特異なモノマー配列を有する選択的ドミノ型の連鎖重合反応を開発する。さらに、リビングラジカル重合と組み合わせたハイブリッド系により、モノマー配列と分子量の同時制御を検討し、多重精密制御構造に基づく高性能、高機能な高分子材料の開発へと展開する。